SORACOM Napter でラズパイで簡単ネットワーク監視

はじめに

本記事は、SORACOMラズパイコンテストの応募記事です。

背景

最近は在宅勤務が増えたこともあり、自宅のネットワークが重要ということは増えているのではないのかなと思います。私の家も例外ではなく、また、自宅だけでなく、実家のネットワークの管理もする必要がでてきました。

実家では写真のようにルータを設置して運用しています。

その最中、ネットワークが切れるという事象が発生し解決はしたものの、その後の監視をどうしようかと考えていました。

SORACOM Napter でリモート監視

SORACOM には、SORACOM Napter という一時的にIPアドレスを付与するサービスがあります。
そのサービスを使ってリモートで入る口を作ろうと画策しました。

セットアップ

ラズパイは最近はOSのセットアップは容易になってきていて、ダウンロードすると余裕でセットアップできるようで以下の手順でセットアップしました。

  • アプリケーションダウンロード(
  • 設定してOSの書き込み
  • ネットワークを接続
  • sudo apt-get upgrade
  • SORACOMで販売しているドングル(AK-020)のセットアップスクリプト実行
  • リモートのVNC、SSH の有効化&再起動

テスト

SORACOM のコンソールから、SORACOM Napter で接続するか検証しておきました。

設置

ラズパイを設置して接続できることを確認しました。最近のテレビやレコーダーにはネットワーク接続があるので、そこから分岐をしてネットワーク監視をすることを決定。稼働中。(稼働中の写真撮影を忘れるw)

機能拡張

現在、追加で Node-RED を導入しました。導入は以下のようにすれば簡単に入ります。

  • sudo apt install nodered

ping 監視と通知の仕組みを現在作成中です。いい実装ができたら報告しますね!

結果と効果

あれから、ネットワーク切断は発生していないのですが、実家に行く費用より、Napter の利用料金の方がはるかに安いので、リモートで入って観察しております。
安定して確認できる心理的安全は何者にも代えがたいというのが実情です。

投稿者

SAP認定テクニカルコンサルタント(Basis)、AWS認定12冠、情報処理安全確保支援士(SC)、情報処理技術者資(ST/SA/PM/NW/DB/SM/AU/SU/SG/AP/FE/IP)
Swift/Kotlin愛好会、SORACOM UG Tokyo、AWS IoT専門支部の3つのコミュニティ運営、AWS Community Builder の一員としても活動。
フィギュアスケート観戦、クラシックや吹奏楽鑑賞、アイドル、アニメ、声優など興味の対象は幅広いです。

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